練習帆船「海王丸」のウラジオストク寄港

平成30年5月31日
 「ロシアにおける日本年」の枠組みにおいて、以下のとおり、日本海技教育機構の練習帆船「海王丸」がウラジオストク港に親善寄港し、「海王丸」の実習生と海洋国立大学の学生及び同大学所属の練習帆船「ナデジュダ」号の実習生との青年交流行事を行います。

1 目的
 ウラジオストクと日本は、日本海を隔てた形で位置しており、海を通じた交流の歴史は長い。
 今後も海を通じての日露の交流や経済発展が期待されることから、今回の親善寄港を機会に日露の若き船員が相互に知見を広げることは有益である。
 本事業については、2016年12月にプーチン大統領が訪日した際に安倍総理と合意した「ロシアにおける日本年」の枠組みにおいて実施するものであり、本寄港をウラジオストク市における日露交流年の主要行事と位置づけ、以下の主催・協力団体と共に実施し、日露間の人的交流の拡大、対日理解の促進及び今後の日露の友好関係の強化に資する。

2 概要 
 交流行事では、「海王丸」と海洋国立大学及び帆船「ナデジュダ」号の実習生による相互訪船及び経験交換、海洋実習への取り組み等に関するシンポジウム、海洋国立大学の資料館見学、スポーツ交流を予定している。
 また、入港及び出港時にはセレモニーが行われる。
 「海王丸」の隣に「ナデジュダ」が停泊し、日没から午後11時までイルミネーションを点灯する。

3 寄港期間
 2018年6月1日から3日まで

4 場所
 (停泊場所)ウラジオストク港海洋駅前岸壁
       (ウラジオストク市ニジネポルトヴァヤ通り1海洋駅第2岸壁)
 (学生交流場所)海洋国立大学内、練習帆船「ナデジュダ」号及び練習帆船「海王丸」船内

5 日程・内容
(1)6月1日(入港日)
    09:00 入港・接岸
    11:00 入港セレモニー(場所:海洋駅隣の広場)
         ・「海王丸」実習生104名及び海洋国立大学学生が隊列を組み、広場内に整列
         ・船長が下船し、来賓客へ挨拶
         ・海洋国立大学オーケストラによる日本及びロシアの国歌演奏
         ・海洋国立大学オーケストラによる「モスクワ郊外の夕べ」演奏
         ・来賓挨拶
         ・海洋国立大学による歓迎ダンスの披露
         ・閉会
    日没 船上におけるイルミネーション点灯
    23:00 イルミネーション消灯
(2)6月2日(「海王丸」船長による海洋国立大学学長表敬訪問及び青年交流)
    ・「海王丸」船長による表敬訪問
      (場所:海洋国立大学内)
    ・練習帆船「海王丸」及び練習帆船「ナデジュダ」の実習生による相互訪船
      (場所:海洋駅第1、第2岸壁に停泊中の「海王丸」及び「ナデジュダ」船内)
    ・学生シンポジウム
      (場所:海洋国立大学内)
    ・スポーツ交流
      (場所:晴天時は海洋国立大学敷地内スタジアム、雨天時は同大学第1号棟及び第2号棟)
    日没  船上におけるイルミネーション点灯
    23:00 イルミネーション消灯
(3)6月3日(出港日)
    10:30 出港セレモニー(場所 海洋駅バルコニー)
        漁業大学の太鼓による演奏及び学生による見送り

6 開催形態
(1)主催
    日本側:在ウラジオストク日本国総領事館、海技教育機構、日露青年交流センター
    ロシア側:海洋国立大学、ロスモルポルト、ウラジオストク市行政府、海洋駅
(2)協力
    沿海地方行政府、エルマ社、ソフフラフト-ヴォストーク社