中村総領事より御挨拶

 皆様,当館ホームページを訪れていただきありがとうございます。在ウラジオストク日本国総領事の中村耕一郎です。
 
 1月27日に着任してから早半年が過ぎ,ウラジオストクで迎える初めての夏となりました。冬の間凍結していた同じ海で,夏期には海水浴やクルージングが行われていることに,驚かされます。日本では5月に新しい天皇陛下が即位され,「令和」という新たな時代を迎えました。
 
 6月から10月にかけてが,ウラジオストクを始めとする極東への観光シーズンとなります。ウラジオストクは成田からたった2時間半のフライトで毎日訪れることができます。関西空港(夏期のみ)や新千歳空港とも定期航空便で繋がっています。2017年8月にロシアで電子ビザが導入されてから,当地を訪問する日本人観光客数は2.4倍(2016年比)となりました。 日本もロシア国民に対するビザ発給緩和措置を累次導入しており,日本を訪問した沿海地方住民数は,2018年には2016年比1.6倍となりました。ある日本の旅行会社によると,日本からウラジオストクへの旅行予約は前年度比で181%の伸び率,急上昇ランキングでは2位を占めているとのことでした。今後,両国民による相互の訪問が益々増えることを期待しています。そのような中,在ウラジオストク総領事館としては,管轄する地域にお住まいの在留邦人及びそこを訪問する邦人旅行者の皆様の安全を守ることが最も重要な任務だと考えております。

 6月29日には,G20大阪サミットの際に,安倍総理はプーチン大統領と通算26回目となる首脳会談を行いました。その際,双方は2020年から2021年にかけて日露地域交流年を実施することで一致しました。また,安倍総理は,経済分野での日露間の協力を更に推し進めるため,本年9月1日から8項目の「協力プラン」に関与するロシア企業や研究所の常勤者などに対して査証緩和措置を適用する旨発表しました。
 
 9月には第5回東方経済フォーラムが開催されます。このフォーラムに参加するため,世界各国から政府首脳やビジネス関係者が当地を多数訪れることでしょう。回を重ねるごとに参加者,来賓が増え,世界経済問題を議論する場としての重要性を増しています。日本からは第2回東方経済フォーラムから毎年安倍総理が出席しており,我が国としてもこのフォーラムの重要性を認識しているところです。
 
 3月には北海道知事が訪問し,7月には新潟県知事が当地を訪問しました。8月にはペトロパブロフスク・カムチャツキー市で第27回日ロ沿岸市長会議も開催される予定です。このようにウラジオストクを中心としたロシア極東地域と我が国の関係は益々緊密になっています。当館としましても,当地における邦人の安全の確保を第一に考えながら,ビジネス関係をはじめ,文化・人的交流など様々な分野で日露関係を発展させるべく全力を尽くして参ります。


 令和元年7月
在ウラジオストク日本国総領事
中村 耕一郎

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