中村総領事より御挨拶

明けましておめでとうございます。皆様,当館ホームページを訪れていただきありがとうございます。在ウラジオストク日本国総領事の中村耕一郎です。
 
2019年1月末にウラジオストクに着任して,ほぼ一年たちました。その間に,たくさんの素晴らしい方々とお会いし,たくさんの場所を訪れることができました。沿海地方内だけでなく,管轄地域であるカムチャツカ地方とマガダン州も訪問することができました。
この一年の間に,日本におけるウラジオストクに対する関心はとても高まったと実感しています。そのおかげもあって,日露間の人的交流も年々増大してきています。2018年にウラジオストクを訪問した日本人観光客は2016年と比べ約3倍となりました。昨年は,それを遙かに上回る勢いで日本人観光客が増加しています。2月28日には日本航空が,また3月16日には全日空が,成田・ウラジオストク間の定期便を新規に就航させる予定です。ウラジオストクは日本とさらに近くなります。ますます多くの方が日本からウラジオストクを訪れることが期待されています。そのような中,在ウラジオストク総領事館にとっては,管轄する地域を訪問する邦人旅行者の皆様の安全を守ることが益々重要な任務となってきております。
 人の往来が増加とともに,日本とロシア極東の経済交流も強化していくべく,当館としても努力していきます。日本が提案する8項目の日露間の経済協力プランの中にはロシア「極東」における協力が含まれています。当館管轄地域内でも,医療(例:北斗リハビリセンター),都市整備(例:ウラジオストク開発のマスタープランの作成),中小企業支援(例:日本センター),産業振興(例:訪日研修),ロジスティクス整備(例:ヴォストーチヌィ港への荷役機器納入)といった分野で具体的な協力が進んでいます。本年はさらに多くの具体的協力が行われていくことを期待しつつ,当地で活動する日本企業のお手伝いをしていきたいと考えています。
本年も日本とウラジオストク,さらにはロシア極東を結ぶ数多くの行事が目白押しです。本年9月2日から5日間には,第6回東方経済フォーラムが開催される予定です。また,本年より日露地域交流年が始まります。本交流年の開催は,様々な分野における日露の地域交流の一層の深化及び発展,並びに姉妹都市間関係の拡大や両国間の友好及び相互理解の強化を目的として,昨年6月のG20大阪サミットの際に,安倍総理とプーチン大統領が合意したものです。交流年の開催に合わせて,当館は,当館の管轄地域と日本の都道府県や市町村をより緊密に結びつけるような数多くの文化行事,交流行事,経済関連行事を実施する予定です。
 
昨年は,日本とウラジオストクとの関係において良い年だったと思います。そして,本年2020年は両者にとってより良い年となると信じております。
当館としましても,当地における邦人の安全の確保を最も重要な任務と考え,同時にビジネス関係をはじめ,文化・人的交流など様々な分野で日露関係を発展させるべく引き続き全力を尽くして参ります。

 
令和2年1月
在ウラジオストク日本国総領事
中村耕一郎

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